舞台は、不思議な力や生き物が存在する幻想世界。

山のふもとに、自然に囲まれた小さな村がありました。
そこで薬屋を営んでいる主人公・ミモザ（名前変更可）の元に、祖母のメイが訪ねてきます。

「半人前のくせに、こんな所で薬師ごっこかい!?」

実はミモザは、薬師になる修行の途中で逃げ出していたのです。
研究所へ連れ戻そうとする祖母を、村長が慌てて引き止めます。

「今帰られたら、村には薬師がいなくなって困ります。
それでも連れ戻すというなら、ミモザさんには村がかなり投資をしているので、その分を返して下さい」

自分のしたことは、自分でカタをつけなくてはいけません。
祖母は言いました。

「１年間、この村で薬師として働きなさい」

それで投資分をチャラにするようにと、祖母は村長に（ムリヤリ）約束させました。
そして１年経ったら、研究所に戻って修行のやり直しをさせるとも。
結局は連れ戻される運命に、ミモザは肩を落とします。
しかし祖母も、そこまで鬼ではありません。

「１年後までに、高レベルの薬を作れるようになりなさい。
それが出来たら、一人前の薬師と認め、修行を終了します」

こうしてミモザの、働きながら勉強するという、忙しい日々が始まるのでした……。